夢を描くよ

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【書評】エンタメで食べたい人必読。『人生の勝算』は未来のビジネスの指南書だ。

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SHOWROOM』というサービスをご存知でしょうか?

 

SHOWROOMは2013年に開始した、ライブ配信のサービス。

このSHOWROOMを運営する、株式会社SHOWROOM代表取締役社長の前田祐二さん。

 

貧しい家庭に育った彼は、弾き語りで稼ぐことを思いつき、

試行錯誤の結果、月に10万円を稼ぐことに成功。

 

そんな彼が2017年6月に出版した『人生の勝算』。

そこにはその弾き語りのマネタイズの方法、

これからのファンビジネスの方法などが書いてある。

 

『好きなことで生きる』ことが可能になってきた世の中で、

いかにしてそれを実現するかがこの本に凝縮されていたので紹介します。

 

 

SHOWROOMとは?

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http://snswalker.com/showroom/

 

SHOWROOMとは、

夢を叶えたい人と、それを応援する人が集まる『仮装ライブ空間』で、

アイドルやアーティストがSHOWROOMで配信をし、

それの視聴者が可能なのは他のライブ配信サービスと同じなのだが、

 

このサービスの注目すべきポイントは、

双方向のコミュニケーションが可能だということ。

 

視聴者はアバターとして参加し、このアバターを通じて演者に対しアピールをすることができるのだが、

SHOWROOMにはそのアピールの方法として『ギフティング』という機能がある。

 

このギフティングは、演者のパフォーマンスに感動した時などに、

デジタル上のギフトアイテムを演者に送れるというもので

ストリートミュージシャン投げ銭をするようなことをネット上で可能にしている。

 

ギフティングやコメントの数が多いほど、よりステージ前に近づけてより演者とコミュニケーションが取りやすくなっている。

 

演者はギフティングでもらったギフトでマネタイズができて、

月に500万円稼ぐ配信者もいる。

 

まさに『夢を叶える』ライブ配信サービスである。

 内容を一部紹介

もともと僕も弾き語りをしていたのですが、

投げ銭で10万円も稼ぐのは至難の技。

 

それを10歳で達成した方法にはまさに目から鱗でした。

しかしとても本質を突いていて、めちゃくちゃ勉強になりました。

 

僕がこの『人生の勝算』で、とても参考になった部分を少し紹介します。

 

僕の歌が別に上手くなったわけではない。

では、最初と今とで、何が違うのか。

 

答えは、絆の深さです。

 

最初は0だったお客さんと自分の間にある絆が、時間をかけて、じっくりと育っていく。

当初は誰も興味を持たなかったオリジナル曲に、いわば「絆」という名の魔法をかけて、まったく別の価値のある曲に昇華する。

こうして、いくつものストーリーを共有するうちに、お客さんは、決して裏切ることのない常連さんになっていきます。

 

 

僕がよく行くスナックでは、ママが本当にずぼらで、すぐに酔い潰れてしまうので、お客さんがグラスを洗ったり、お酒を作ったりしています。

これは、普通のレストランでは考えられないことです。

一度、店員というゾーンまで行ってしまったお客さんは、お店が自分の居場所であり、守るべき城だと思うようになります。

高いロイヤリティを感じるようになるので、お客としても、当然通い続けることになります。

「今月はお店が苦しそうだから、ボトルを1本多く入れよう」とか「飲み放題だけど、高いお酒を頼みすぎないようにしよう」など、お客さんながら、完全にお店側の目線で行動を起こすようになります。

 

 超おすすめです

キングコング西野さんの『魔法のコンパス』と並んで、これまでの視点が一気に覆される一冊だと思ってます。

これからの時代は絶対彼らの考え方が主流になる。

 

弾き語りで稼いだ具体的な方法、AKBグループが強い理由、コミュニティ作りがビジネスの鍵になる理由など、

音楽やお笑いなど、エンターテイメントを仕事にしたい人は絶対に読んだほうがいいです。

それだけでなく、外資投資銀行でトップの成績を収めた前田さんが書く仕事に対する考え方など、

ビジネスマンにとっても必読。

本当にオススメです!